体外受精にステップアップしたので、
治療の流れや通院スケジュールを記録に残しておこうと思いますʕ´•ᴥ•`ʔ
これから治療に取り組む方の参考になればうれしいです。
2022年4月から保険適用になって、治療費のハードルがグッと下がり、
挑戦してみようと思う方も増えるのじゃないかな~と思ってます。
私も保険適用になってから始めようかと思ってましたが、
限られた時間の中で数カ月待てる余裕がなく、助成金がでる今始めようと決意しました。
保険適用の範囲もなかなか発表されなくて、しびれをきらしたのもありますね。
ステップアップを考えている方で、
受診するクリニックで体外受精の説明会を行っていれば、ぜひ参加してみてください。
私も夫と一緒に参加して、
治療内容やスケジュール、リスク、お金の話などの説明を聞いて決めました。
![](https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=3N69JI+757A42+3KAW+HYNBL)
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3N62HJ+BWOVM+4UVK+BXYE9)
私の体外受精の治療内容とスケジュールはコチラ
治療開始~妊娠判定まで2周期(2か月程)要します。全て自費診療。
2021年10~12月治療お休み
2021年1月~2月《採卵期》(1周期かけて行います)
①診察・検査
生理1-3日以内に受診し、採血検査でホルモン値と内診結果に異常がないか診察
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②卵巣刺激方法を選択
通常自然周期では1個ですが、なるべく多く卵子を採取するために、
卵巣を刺激して卵胞を育てます。
刺激法はお医者さんと相談して、アンタゴニスト法になりました。
※アンタゴニスト法:ゴナールエフの自己注射による連日刺激(1回/日)
刺激:高刺激方法
採卵数:多め
注射の量:多い
卵巣が腫れる(OHSS)可能性:あり
![](https://houkiboshito.com/wp-content/uploads/2022/03/6176974a46ef83e608d3ba1b8ab45fde.png)
刺激方法は他にも、中刺激法・低刺激法・自然周期法とあり、
自己注射以外に内服薬を使用する事もあります。選択肢は病院によって異なります。
2日おきに受診をして、採決によるホルモン値の検査をし、薬の反応を確認。
私は薬の効きが弱かったので量を増やしました。
①~②の間で1週間位です。4回受診。
⇩
③採卵日決定
卵胞の育ち具合とホルモン値で採卵日を決定します。
自己注射で誘発を続け、排卵しないように院内での注射も受けます。
私は育ちが遅く採卵がキャンセルになるかもと言われましたが、
急に数値が爆上がりしてそのままの周期で採卵になりました。
採卵日を1週間後に控え、5日間自己注射+院内注射のみ来院+受診の来院で毎日通院。
治療開始~採卵日まで土日含め18日かかりました。
この間、身体のだるさ・お腹の張り・貧血のような立ちくらみや吐き気等がありました。
正直しんどくてずっと家にいましたね。
⇩
④採卵日当日
採卵当日は全身麻酔による採卵。針で卵胞を刺して卵子を採取します。
麻酔は部分か全身かを事前に先生と話して決めました。
卵胞の数が多いと針を刺す回数も多いので痛いかもよ、と言われ全身麻酔に。
内診では大小含め10数個見えてましたが、一部、
卵胞の裏に動いていたものは、針を刺すことができず採取できなかったと説明を受けました。
合計5個(あんなに多く見えていたのにショック)
~採卵日の過ごし方~
0.前日21時~禁食(採卵当日7時からは飲水も不可)
1.簡易カーテンで仕切られたベッドへ案内され、ガウンに着替えて待機
2.全身麻酔用の点滴開始
3.採卵室へ歩いて移動、血圧・血中酸素濃度測定機つけられる
4.麻酔投与~採卵開始(10~20分程度)
5.1時間ほどベッドの上で休息
6.診察後会計して退院
当日、他にも採卵する方がいて、順番に行われました。
麻酔で採卵時の意識も痛みもありませんが、
終わってからの鈍痛とだるさがやばかったです。。。
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⑤採卵後
採卵した卵子は朝預けた精子と一緒に受精~培養へ
受精方法・培養日数は事前に先生と話してあり、
体外受精と顕微授精の両方(スプリット法)を選択しました。
培養士さんを信じて待つのみ、結果は1週間後に電話して聞きます。
Q.体外受精とは?
基本的な方法で、シャーレに入れた卵子に精子をふりかけ受精するのを待つという方法。
Q.顕微授精とは?
顕微鏡で見ながら、細いガラス管を使って精子を卵子の中に直接注入し受精させる方法。
⑥培養結果
今回、採卵5個(成熟卵2個 未成熟卵2個 空砲1個)で受精に挑めたのは4個でした。
成熟卵が少なかったためスプリット法は厳しいと言われ、
もし、受精障害があったら?と考えてしまい、顕微授精でお願いしました。
未成熟卵も、培養して育ってくれれば体外受精をしますとの事で、こちらもお願いしました。
受精結果は2個成功、どちらも顕微授精の卵でした。
ただ、体外受精でも受精はしているので、受精障害は見受けらず安心しました。
受精が成功した卵を培養した結果、
初期胚と胚盤胞の1個ずつまで成長してくれました(涙)本当によかった。
移植する胚は凍結し移植期まで冷凍保存します。
受精卵は細胞分裂をし始めると「胚」と呼ばれます。
初期胚:受精後2~3日後の分割胚
胚盤胞:受精後5~6日後の「胚盤胞」と呼ばれる着床寸前の胚
-リセット待ち-
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3N62HH+FGOBEA+357A+61Z81)
2021年3月《移植期》(1周期かけて行います)
⑦診察・検査
生理1~3日以内に受診し、採血検査でホルモン値と内診結果に異常がないか診察
卵巣の腫れはないかや、遺残卵胞(前回の排卵しなかったもの)がないかも確認します。
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⑧ホルモン補充
移植日に向けて女性ホルモンを補充し、着床しやすくなるようせっせと摂取
貼り薬(エストラーナ)を処方され、妊娠判定日まで2日おきに4枚ずつ張り続けます
![](https://houkiboshito.com/wp-content/uploads/2022/03/631960d4f40dfacff0a0634f1fbae4a8.png)
⑨さらにホルモン補充
採血検査でホルモン値チェックで数値が弱いとの事(エンジンかかるのが遅いようです)
だいたいこのぐらいの頃には数値上がるよね、の時期にだいたい数値が低くて…。
2日後来院して数値が上がらなければ移植キャンセルと言われてしまいました。
その結果!!急な爆上がりで無事に移植日が決まり、ほっとしました。
移植に向けて飲み薬(ジュリナとデュファストン)が増え、
![](https://houkiboshito.com/wp-content/uploads/2022/03/9e4ae964c9c8cbef0dc87430683ed721.png)
膣錠剤(ルティナス)も追加↑コレ
1日3回(7:00/15:00/23:00毎)と時間指定があるのでアラームセット
薬の時間帯は、うっかり忘れないよう、気を張ってました。
こちらも判定日まで継続(2週間位)です。
採卵期の自己注射に比べれば痛くないし、だるさもさほどなく服用は問題ないのですが、
ルティナスを服用する時は薬の残りかす?のような白いものがでるので、
ライナーや軽い日用のナプキンは必須です。
⇩
⑩移植日
この日初めて培養士さんとお会いして、
卵の培養時の動画と結果を改めて説明していただきました。
動画は分割していく様子も見れて感動!
(動画をUSBデータで有料でもらえるそうなので、うまくいったらもらうつもりです)
私は凍結した5日目の胚盤胞(着床寸前の胚)を移植する事に決めていて、
融解した胚のグレード(見た目の評価)は4BB、良好胚の部類だと教えてもらいました。
4☚胚の成長段階 B☚ICMの評価 B☚TEの評価
![](https://houkiboshito.com/wp-content/uploads/2022/03/aac2726aaf5815bcd8ad0e6d062b0b28.png)
ここぞとばかりに色々聞き、グレードから染色体異常があるかは分からず、
良好胚だからと言って必ず妊娠するわけではなく、50:50位の確率。
![](https://houkiboshito.com/wp-content/uploads/2022/03/cbaa9cccd6281442bdcb38b0444c9d4a.png)
胚の成長段階↑移植時は胚の周りの薄い膜(透明帯)から出られるよう、
表面に切れ込みを入れて、中から出やすくするんだとか。
中から飛び出した分が子宮内膜に張り付いて、内側に潜り込んでくれれば着床。
着床障害かどうかは、検査する事はできるけれども、
良好胚を移植したにも関わらず、2~3回妊娠に至らない場合に行う検査。
体外受精初回でやる検査ではない。
(↑これ聞いたら「心配しすぎリラックスしてね」って言われたなw)
⑪移植時
いざ移植と意気込んで迎えた日は、
採卵と同じ部屋で準備を済ませ、同じ処置室で行われました。
モニターに移植する胚を映してくれて(実際の胚は0.2ミリほど)
一瞬で吸われて移植されました、痛みも入った感じもない(笑)
お会計を済ませたら退院
なるべくゆったりと過ごしてくださいとのことでした。
移植期でここまでに受診した回数は4回です。
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⑫妊娠判定日
事前に来院日を指定されているので、あとは迎えるだけです。
処方されている薬は忘れずつづけることだけ注意。
![](http://image.moshimo.com/af-img/2389/000000048198.jpg)
2か月分の流れを見返すとすごい長いですね。
採卵時の刺激方法で通院回数やスケジュールはだいぶ変わりますし、
薬の効果が効く効かないでも通院する回数は増えます、
移植期は採卵期に比べて通院回数は少なく、週1位でしょうか。
やはり、仕事との両立で悩んでいる方が多いのが現実です。
![](https://houkiboshito.com/wp-content/uploads/2022/03/b1942167b92affda7660251613310549.png)
今や5組に1組の夫婦は不妊の検査や治療を受けたことがあると言われているのに、
企業で認識している、と答えたのは10%程ととても少ないです。
それだけ不妊治療に苦労している人はたくさんいますし、私もそんな一人です。
保険適用になったのはとても喜ばしいことなので、
治療を受けたい人が受けやすい環境や制度が、これから整えられていくといいなと思います。
私はもうすぐ妊娠判定日を迎えるので、ソワソワ落ち着かない日々を過ごしていますꕁ
妊娠判定日を過ぎたら助成金の申請もするので、
費用についてはまたブログに残しておきたいなと思ってます𓍯
2022年1月~3月に治療を終了する方は、
各自治体で助成金の締め切り日を設けています!(通常は3/31(消印有効)まで)
年度末ギリギリに判定日を迎える方は要注意です。
また、2022年3月以前に治療を開始して、年度を超えて治療が終了する方も、
助成金の救済措置がありますよ!(2022年4月~治療を開始する方は除外)
助成金の申請も、治療も、諦めずにやっていきましょう!
申請に関しては次回のブログで金額公開と一緒に行うつもりです。
よかったら読んでくださいʕ∙ჲ∙ʔ
esora𓍯
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3N6420+AYQEUQ+4CFE+5ZMCH)
![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3N6ACA+UYK8I+22K6+BQROY9)
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